北信五岳(長野) 飯縄山(1917.3m) 2021年8月8日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:30 登山口の神社(標高1180m)−−3:33 林道(標高1210m)−−4:16 駒つなぎの場(標高1530m)−−4:34 天狗の硯岩(標高1670m)−−4:56 中社方面分岐(標高1840m)−−5:04 1909m峰−−5:13 飯縄山(標高1917m) 5:24−−6:31 登山口の神社

場所長野県長野市(飯綱町はギリギリ範囲外)
年月日2021年8月8日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口の神社に10台程度可
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望晴れていれば大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
無し
コメント今日から明日まで天気が悪い予報であり、白馬岳日帰りの翌日で疲労が抜けきれないが飯縄山へ。この時期初めて登ったが思ったより花がたくさん咲いていて楽しめた(初めて見る花が結構あった)。北アルプスには雲がかかっていたが展望も楽しめた




駐車場出発 長野市街の夜景
キバナノヤマオダマキ。黄色と言うより白 中社方面分岐
ヤマハハコ ハクサノミナエシ
キンミズヒキ クガイソウ
1909m峰 奥のピークが飯縄山
飯縄山山頂 いいづなスキーリゾート方面への標識
飯縄山から見た360度パノラマ展望写真(クリックで拡大)
飯縄山から見た中越方面の山々。遠くは飯豊、朝日方面まで見えた(クリックで拡大)
飯縄山から見た北アルプス
飯縄山から見た妙高山、黒姫山 飯縄山から見た米山
飯縄山から見た戸隠連峰 マルバダケブキ
ヨツバヒヨドリ ノリウツギ
ツリガネニンジン。たくさん咲いていた オトギリソウ
開花していないがおそらくミヤマコウゾリナ ミヤマホツツジ
ユキノシタ科だけは間違いない ヤナギラン
オオバギボウシ アザミ。細かな種類は不明
シモツケソウ マツムシソウ。秋の花
オオカラマツ ハクサンフウロ
タカネナデシコ ウツボグサ
ヤマオダマキ ミヤマアキノキリンソウ
コオイニユリ。花はクルマユリと瓜二つ コオニユリの葉は交互に出て車輪状になっていない
萩(マルバハギらしい)。これも秋の花 ミヤマカラマツ
タマガワホトトギス
下山時の駐車場


・前日は白馬岳を日帰りしたのでまだ疲労が残るが、この後2日は雨の予報で動けなくなるため、まだ雨が降らない朝のうちに久しぶりの飯縄山へ登ることに。標高差700mなら疲れた足でも大丈夫だろう。

・午前3時半に出発。常識的には早すぎる時刻だが、私の場合はアルプスに登るときにはもっと早い時刻に出ているので遅く感じるくらい。これでも山頂到着は日の出直後くらいだろう。ただし今日は曇りで日の出は見えないだろうけどし、山頂がガスに覆われている可能性も高いだろう。夏場はよく雲海が出て飯縄山は雲の中に没していることが結構ある。

・登山口の駐車場にまだ車は無し。常連さんはまだらしい。ライトの光で登山開始。気温が高めだし山頂到着したら写真撮影だけして下山する予定なので、今回はウェストポーチだけの空身で出発。そのためにGPSも持たずトラックログは今回は無し。メジャーなコースなのでいいだろう。暑さ対策で首には濡れタオルをかけていったが、下山時には乾いて役目を果たさなくなっていた。

・アルプスの登山道と比較してもそん色ないレベルなので体に触れる藪も無くて快適。傾斜も適度で歩きやすい。樹林が開けた場所で長野市内を見下ろすとまだ夜景が輝いていた。雲海でガスの中かと思ったら上空は曇っているが低い位置には雲は無く、南西側には槍穂まで見えていた。今日は飯縄山で初めてまともな展望を楽しめそうだ。

・飯縄山にこの時期に登るのは初めてで、この時期にいつも歩いている北アルプス各山で見られない花が色々あった。登りはまだ暗い時刻で写真撮影には向かないので、写真撮影は帰りにやることにする。青い釣り鐘型の鈴なりの花はツリガネニンジンだと判明。これは樹林帯を抜けた後はたくさん見られた。草ではなく木だが、アジサイに似た白い花はノリウツギ。葉っぱもアジサイに似ているが背が高い。これもたくさん見られた。久しぶりに見たのはヤマオダマキ。それの白い花はキバナノヤマオダマキとのこと。黄色というより白に近い。他の山でも良く見るのはミヤマアキノキリンソウ、ハクサンオミナエシ、オトギリソウ、ハクサンフウロ、クガイソウ、シモツケソウ、ヨツバフヨドリ、マルバダケブキ、ミヤマホツツジ、グボウシ、マツムシソウ、オオカラマツ、タカネナデシコ、ウツボグサ、ミヤマカラマツ、コオニユリ、ミヤマコウゾリナ、タマガワホトトギスなど。初めて見たのはキンミズヒキ、ヤナギランなど。ネットで調べたが種類が分からなかったものもあった。特に標高が低い場所で咲いている花は高山植物というより山野草の部類で種類が多く、探すのが大変なのであった。

・今回、初めてコオニユリを目撃。正確には過去にも見ているかもしれないが、クルマユリとしか思わなかったかもしれない。コオニユリは色、形、大きさともクルマユリとほぼ同一。花で僅かに異なる部分は花粉がたくさんついたおしべで、クルマユリは花と同じオレンジ色だがコオニユリは色が濃く茶色。でも2つを並べないと分からない程度の差であろう。見分ける方法は花ではなく葉にある。クルマユリはその名の通り葉っぱが茎から車輪状に並んで出ているが、コオニユリは交互に葉っぱが出ていて車輪状になっていないので簡単に判別可能。これからは花だけでなく葉っぱも見てほしい。ちなみに他の花でも葉を見ないと種類が同定できないものもよくある。

・山頂に到着すると山腹で見た時より北アにかかる雲が増えて槍穂は見えなくなってしまったが、白馬岳にはまだ雲はかかっていなかった。これだけ見えたのは初めてだ。北東方向には越後三山や米山が見えていたが、その奥の山並みが飯豊や朝日近くの山だと分かったのは帰宅後にカシバードで確認した時であった。標高の割には展望がいい山であった。

・往路は無人だったが下山時には登ってくる人とすれ違うようになった。ここは有名な山なので私のような地元民以外もたくさん訪れる山であるから当然か。

 

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